年金・日本年金機構

ねんきん定期便で将来の年金を確認

老後の家計を相談するとき、最初に用意したい資料が「ねんきん定期便」です。毎年誕生月に届きますが、年齢によって記載されている「見込額」の意味が違います。読み違えやすい点を日本年金機構の案内から整理します。

読み違えやすい点

50歳未満の定期便の金額は「これまでの加入実績に応じた年金額」です。今後も加入を続けた場合の見込みではないため、将来受け取る額より小さく出ます。

年齢による違い

年齢形式主な記載内容
50歳未満(35歳・45歳を除く)はがき保険料納付額、直近13か月の納付状況、加入期間、これまでの加入実績に応じた年金額
35歳・45歳封書上記に加え、全期間の加入履歴と月別状況
50歳以上(59歳を除く)はがき保険料納付額、直近13か月の納付状況、加入期間、老齢年金の種類と見込額
59歳封書上記に加え、全期間の加入履歴と月別状況

年金を受け取っている人も、前年に被保険者期間があれば定期便が届きます。

ねんきんネットでできること

日本年金機構の「ねんきんネット」では、パソコンやスマートフォンからいつでも年金記録を確認でき、働き方や受取開始時期などの条件を自分で設定して将来の老齢年金の見込額を試算できます。電子版のねんきん定期便も取得できます。

家計相談に持って行くときのチェック

  • 加入記録に抜けや誤りがないか(転職・転居の時期と照らし合わせる)
  • 50歳未満なら、ねんきんネットで「今後も加入を続けた場合」の試算を印刷して添える
  • 配偶者の定期便もそろえる(世帯の年金は二人分で考える)
  • 企業年金・iDeCo・退職金の見込みは定期便に載らないため、別に用意する

本稿の計算:年金と支出の差を月額で見る

総務省の家計調査(2025年平均)では、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の可処分所得は月221,544円、消費支出は月263,979円で、不足分は統計表で月42,434円でした。

自分の世帯で同じ計算をするときは、定期便・ねんきんネットの見込額(年額)を12で割り、税・社会保険料を差し引いた手取りの目安と、退職後の生活費の見込みを比べます。平均の不足額を自分の不足額とみなさないことが大切です。

相談先・申込先の選び方

年金記録や受給の手続きは、年金事務所やねんきんダイヤルが窓口です。年金を含めた老後の家計全体を整理したい場合は、J-FLECや日本FP協会の無料相談が使えます。退職後の支出の確認には、生活選択ガイドの「退職後の生活費に何を足す?」も参考になります。

家計を整理記事一覧

出典・確認日

いずれも2026-10-12に確認。制度・料金・統計は改定されるため、手続きや契約の前に各リンク先の最新情報を確認してください。

更新日:2026-10-12。年金見込額は制度改正や加入状況で変わります。受給額・手続きは日本年金機構で確認してください。

シロク
シロクのひとこと

月額だけでなく、総額と条件も見てみよう。